中吉
相変わらず拡張された勉強机とニャコさんたちと寝ている(川の字で!)母です。
この呪縛から逃れるにはどうすればいいのでしょうか...。
さて、そうは言っても勉強机が広々と使えるようになったニャコさんの喜びようったら半端ありません。
「おかーさんっ、これ見て!」
と差し出された紙を見ると....。『おたのしみ会』との文字が。それも日付を見ると一週間のあいだ催されるようです。ニャコさんの喜びの大きさでしょうか。
どんだけ楽しまなければならないのだろう...。少し不安になりました。
・百人一首(強制参加....)
・四コマ漫画募集、二個作ってね(え?母が?)
・将棋
・ニャコのおてだま
・ニャコのあやとり
・ニャコの机、綺麗になった机(え、今さら披露されるのかしら...一緒に寝てるじゃん)
・おたのしみプレゼント、何が入っているかわからない
・歌って踊ろう、誰が選ばれるかな?(え?選ばれるんだ...)
etc...
......これってニャコさんがやりたいことリストじゃん。ニャコさん以外誰もやりたいと思わないラインナップに衝撃を受けた母。おたのしみ会ってこんなんでしたっけ?
そして、やってきました第一日目。
「おかーさんっ、これ引いて!」
るんるんでやってきて折り紙で作った箱に入ったくじを引けと言うニャコさん。仕事から帰ってきたばかりの玄関でいきなりのおたのしみ会開始です。
そうは言っても手を洗ってうがいもして服も着替えて...とやることがあるから、とくじを引くのを先延ばしにして色々と動いていた母。
が、ニャコさんはしぶとい。どこまでもついてくる!洗面所からトイレからリビングへと家庭内ストーカーです。
そしてご飯を食べ始めた母の横にそっとくじの入った箱を置き、じっと動きません。すでにお父さんとご飯を食べて終わっていたニャコさんにはもはややることなど残っていなかったのです(暇かっ)。
ご飯を食べながらやっと母はくじを引きました(母もよくここまで引っ張ったことよ)。
『中古』とその紙に書いてありました。
「!?!?!?」
瞬間的に解ったけれどもその事実を信じたくなかった母は目を点にしておりました。
「見よう見まねが過ぎるわ!」
「え、何が?」←ニャコさんのきょとん顔ったら...
「悪かったねっ、古くって!中吉って書きたかったんやろうけど、違うで、これ中古でっ(喧嘩売っとるんかっ)」
遠くで聞いていたお父さんが爆笑しておりました(ちなみにお父さんは『大古』だったそうな)。
中古って何?(いまいちツッコミがはまらなかった理由はこれですな)と真顔で問われ、渋々説明をし、えへへへへ....となったニャコさんでした。
母の偉かった点は、「中古」を引き当てたことでしょうか。
まだまだおたのしみ会は続きます。