疲労

この一週間は地獄な母でした。

やっとゾフィアさん(仮名)の会議室での送別会が終了した次の日、謎の筋肉痛。

「まさかのマジック疲れかしら...」

やったのはトランプマジックだから座って動かないので多分違うと思うのですが、それほどの疲労感があったと推測されます。

でも、登場するときに気を利かせて「オリーブの首飾り」を流してくれたので、それらしい、トランプではない大きなマジックをやり(見事に失敗←皆ギャグかと思ったらしい...)ちょっと動いたのでそのせいかな、ふふ。

会が終了した後、ゾフィアさんが居ないところでその他大勢が言いました、「もうこんな送別会はしない!」と。半泣きです。

ある者は一月以上夜なべをしてゾフィアさんの似顔絵を刺繍したクッションを渡し(眠気との戦いで最終的に立って刺繍していたという...)、ある者は吹いたことのないオカリナを猛練習し、ある者は歌いながら優雅にダンスし(選曲は「ろくでなし」...)、ある者は朗読をし(見事な替え詩!)、ある者はギターをかき鳴らし...。

最終的にゾフィアさんの心の友が叫びました、「あんたの為にみんなぁこんなに頑張ったがで!!!どれだけ大変やったか!」(←心の友だからこそガンガン言えるのです)。

ゾフィアさんは感動しきりだったのですが、心の友の叫びに「みんなぁ仕事が忙しかったのにありがとう」と恐縮しきりでした。

そして、どれだけ大変やったか発表会に移行していったのです...。母のように一芸のない人々はこの一月の練習で発狂しかけたのは事実ですからね、てへ。

いつもなら盛大にお店で飲めや歌えやで終わる送別会ですが、時期が時期だけに仕方がなかったのですがね。

一同からの花束やら高級お菓子やらブランドもののスカーフを身につけゾフィアさんは去って行きました(まだ三月中は出勤しますが)。

 

家族総出で作ったフリップ芸も好評で、ニャコさんも満足してくれました。

「え、あたしもその会に行きたいき学校休んだらいかん?」

と、面白いことを言っていたニャコさんでした。

そうだよね、ちょっと聞いたら「お楽しみ会」だもんなぁ、と今更ながら思い至った母です。

実際、爆笑につぐ爆笑の会だったのですから。みんな疲れていたのだと思うのです...。

マスクをし、換気をフルでし、一時間くらいでサクっと終わったのですが、なかなか趣のある送別会になりました。でも、もう二度とやらないであろうことだけは確かです。

それほど皆の命は削られたのでした、とほ。