カルパス

最近の母とニャコさんの共通の課題は「白日」(king Gnu)をどうやって歌うか、ということです。明らかに無理な話ですが、単純にこの曲が好きだから歌ってみたいのです、二人とも...。で、数日前には歌詞をノートに書き起こし(もはや写経の域)、曲を流し、奇声を上げる日々を送っております。.......コウモリ来るんちゃうんかな(超音波過ぎて)。

 

先日、母にめっためたに怒られたニャコさん。本人も怒られた理由をわかっているのでぐぅの音も出ません。

その日は母だけが仕事でお父さんとニャコさんは休みの日でした。「許さんっ」とぷんすか怒りながら仕事に行って帰ってきたら、ニャコさんが手紙を差し出してきました。

まだ怒りの解けていないしつこい母はぷんすかしながらその手紙を開きました。

手紙は、「怒られないようにするためのリスト」と始まりました。ざっとみると25まで番号がふられておりました(どんだけあんのよ...)。

①自分のことは自分ですること.......うんぬんかんぬんうんぬんかんぬんとある中、中ほどあたりに不思議な文言が。

せかいを しる

「⁉️」

 壮大だな、おい。

怒られないようにするために必死で絞り出してきたであろう言葉郡に腹筋が刺激されて大変です。でも、怒っているので無表情の母。 

何とか25まで行き着いたかと思いきや、「....本当にごめんなさい。これから少しは言うことを聞くようにします」(←この時点で、「少し!?」と引っくり返る母)と続く文章。

「お詫びにカルパスをあげます」(←カ、カルパス!?)で締め括られておりました。

突っ込み所満載です。仕方がないので突っ込むしかない。

「何でこの家にカルパスがあるがよ!」(←ひとまずカルパスが気になる母)

「今日四人おって、四つ買ったがやけど、一人が要らんって言うたき、おかあさんにあげようと思って」

小指の長さほどのカルパス......。余ったものをお詫びの品にしようとするなよ!と母は脱力するばかりでした。

ニャコさんにはしっかり「せかいを しって」もらいたいものです。

この詫び状を覗き見たお父さんはずっと笑っていたのでニャコさんに怒られておりました。本気で書いたのだからそりゃそうでしょうが、直で読んだ母の方が大変ですよ。

 

余談ですが、母の中では「カルパス」は「サラミ」にしか思えません。何が違うのか分かりません。最近です、カルパスって言葉を知ったのは。