告白

最近、ニャコさんが頻繁に告白してくるのです。

「おかーさん!好きです!愛してます!」

「...そうですか」

これ以上何と言えばよろしいのでしょう。布団を敷いている時とかに、部屋の隅に佇んでいるなぁ...とか思っていたらいきなりの告白タイムですよ。とにかく布団を敷かせてくれ、としか思わない母。

昨日は、お風呂から出て髪をドライヤーで乾かしていたら脱衣所にいきなり出現して、

「おかーさん!好きです!付き合ってください!」

と、告られたのですが、どうですか。何ですか、その意味するところは...。

「嫌です!付き合いたくありません!」

と、きっぱりお断りさせて頂きましたが、しかし...。

とにかく髪を乾かさせてくれ、としか思わなかったのです。

「付き合うって何?そもそもあたしとあんたはそれ以上に深い関係じゃん」

と、落ち着いて問うと、

「あ~、『絆』みたいなこと?」

と、何だか深いお答えが...。ええと、小学一年生だよね?と沈思黙考しかけた母。

「付き合うっていうのはねぇ。おとーさんに内緒でデートとかすることよ、あたしとおかーさんが。でへへ」

何を照れているのか...。

内容的には合っているけれど、人物が間違っているのだよ、ニャコさん。なんならお父さんとデートでいいですよ。お父さんは喜ぶんじゃないでしょうか。

「おとーさんはイヤ。おかーさんとデートしたいがよ!」

...残念。

そんなわけで、付き合いはしないけれども母がニャコさんの財布代わりにどこかに行くことになりそうな予感でいっぱいの今日この頃です(きっとそういうことですよ)。