極寒
...寒い。
水道管が破裂する恐れが、とニュースで言っていたので昨夜必死に外にある水道にタオルを巻いたお父さんと母です。
何とか無事に水が使える本日に感謝です。でも明日はもっと寒いようなので今夜も水をチョロチョロ出す、というこのモッタイナイ感じを味わわねばならず、精神的に辛い母です。
さて、先生に連絡する力が残っておらず、前回からひと月以上ご無沙汰しておりました。十二月は仕事が忙しくなることは分かっていたので十一月から大掃除を地味に続けておりました。ちょっとずつちょっとずつ......誰にも気づかれないながらも自分の中ではやったったで~感は凄いものがありました。
とはいっても自分一人で全部やるのは嫌なのでお父さんとニャコさん用に掃除場所を残してはいました。大事ですね、皆でやったで~感を共用するのは。年末に皆で掃除している間も母は「ここもやった!あそこもやった!」としつこくアピールを忘れませんでした。
そんな中、ニャコさんがフローリングを雑巾で拭いてくれる、と言うので任せたところ、慎重派の彼女から確認が入りました。
「ねえおかーさん。雑巾ってよ、IKKOさんがけでいいでね?」
「!!!!!(ぐはっ!)」
本人は至って真面目な様子で、しゃがんだ状態で雑巾に両手を置いて尻をクイッと上げて母の答えを待っています。
どう見てもその姿は一休さん!!!
「あんたの耳が心配やわ!!!」
爆笑しながらツッコんだ母でした。聞きかじりが過ぎる......。
そんな感じでニャコさんは聞きかじった言葉をあらゆる場面で使い倒すのでマッハでツッコまねばならず、忙しいです。
ある日は、「今日は何か寒いわー」とかお父さんと話していたら、訳知ったる顔でやってきて、「そうそう、あっさり寒いでねー」と入ってくるニャコさん。
「......『うっすら』な!」
また別の日は、ニュースを観ていて画面に雪が降って屋根の先にできたものを見て、
「あ、うららや!」
と、嬉しそうなニャコさん。
「『つらら』!!!」
......リンダさんが踊る。
またまたある日は、読んだ本の内容を母に説明しようとして、
「なんかぁ、おかーさんがおらんかってー、別のおかーさんとこどもがー、別のこどものおとーさんと結婚してー.......えっとー、囲碁兄弟でー」
「『異母兄弟』!!」
その歳でなかなかハードな本を読んでるな!
「ねぇおかーさん。今度テレビである『池の谷のナウシカ』録っていい?」
「おいっ、怒るでしかし!(眼鏡をクイッと上げて) 急にグレードダウンしとるやないけ! 『風の谷のナウシカ』じゃいっ。どこの池にオウムが来る!?」
「おとーさん、自転車どこで買うが? あ、リサイタルで買うが? あ、違った。リサイクルやったっけ? あ、リサイタルやったらジャイアンやわ! あははははは(^o^)」
あはははははじゃないっ! どれも間違っとるわ!
怖い、怖いよ母は。どうしてそんなに確信を持って言えるのだい?
........こんな風にニャコさんの脳内回路は混線中(それも微妙な感じで)です。
では、今年もよろしくお願いします m(_ _)m